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【試合分析】 ラツィオ―アタランタ 【セリエA第35節】

CATEGORY試合分析

コッパ・イタリア決勝と同一カードであるこの一戦。

CL権争いを続けるライバル同士の一戦でもあるため、両チームともに絶対に負けられない。

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(source;グーグル「試合速報 スタメン」)


ラツィオはサビッチやラドゥといった主力が多数欠場。システムはいつも通り。


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(source;グーグル「試合速報 スタメン」)

対するアタランタはイリチッチが復帰を果たし、前線の最強トリデンテがそろい踏みとなった。



試合内容(前半)について

得点は早くも3分、エリア内でのカイセドの落としに素早く反応したパローロが冷静に流し込んでラツィオが先制。

その後もドリブルを多用してアタランタを自陣へと押し込み、インモービレを中心にシュートチャンスを作っていく。


一方のアタランタは左右のCBが積極的に上がって、ラツィオの5-3-2ブロックの弱所となる3の両脇を起点にチャンスを作っていく。

その際には味方のWBがサイドに張って相手WBを牽制することで、ヘルプに出づらい状況を作り出していた。

22分、アタランタはラツィオ側の守備の乱れを突き、最後はサパタが決めて同点に追いついた。


得点後もアタランタペース。

ビルドアップ時にはゴメスがアンカーの位置に下がり、ボールの運び屋としても機能。
ラツィオの2トップは数的不利のため積極的にプレスにはいけず、全体がズルズルと下がらざるを得ない状況に。

ラツィオの攻撃としてはカウンターか、トップのカイセドにロングボールを放り込んでキープしてもらうという形が多かった。



試合内容(後半)について

アタランタはイリチッチサイド(右サイド)からの攻撃を増やしていく。

ラツィオは縦に速い攻撃を意識し、左サイドのルイス・アルベルトを中心に速攻を仕掛けていく。同サイドでの仕掛け合いに。

しかし固いアタランタの守備。リトリート後は非常に低いライン設定でかつ中央を固め、ラツィオに対し最後の局面では決して自由にさせない。


すると58分、ゴメスが敵陣でインターセプト。その後憎いほど冷静に相手を躱してラストパス。最後はカスターニュが決めてアタランタが逆転。

ラツィオはコレアを投入し、更に左サイドから攻勢を強める。

しかし76分、ゴメスの素晴らしいFKから最後はジムシティが決めてアタランタ追加点。勝負あり。


ラツィオ1-3アタランタ



感想

躍進を続けるアタランタが「貫禄」すら感じるプレーぶりで見事に完勝を収めた。

アレハンドロ・ゴメスはもはやカンピオーネ(ワールドクラス)と言っても過言ではない。前から素晴らしいが、シーズン終盤になってもここまで決定的なプレーを見せられるのは本当に凄い。

彼を中心に、固い守備と優秀なアタッカーが揃う今のアタランタはCLに相応しいチームと言えるだろう。


一方、ラツィオはこの敗戦によりCL権争いからは事実上リタイアといったところか。
この試合では気迫は感じられたものの、残念ながらアタランタ守備陣をほとんど崩し切ることはできなかった。

こういうときこそエースであるインモービレのスーパープレーが要求されたのだが…。


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セリエA第34節のプレビュー(2/2)

CATEGORYプレビュー


・ パルマ―サンプドリア

4戦連続引き分け中のパルマと、ここ5戦で4敗を喫しているサンプドリアの1戦。

不調のチーム同士の1戦だけに、ある意味で結果が読めない。



・サッスオーロ―フロジノーネ

サッスオーロはフロジノーネに対し相性が良く(7戦6勝)、最近の調子も考慮すれば順当に勝利を収めるだろう。

フロジノーネはこの試合で降格が決まるかもしれない。



・ ジェノア―ローマ

6戦勝ち無し中のジェノアと5戦負けなし中のローマという好対照チームの対戦。

勝つのはローマだろう。



・ナポリ―カリアリ


あまり調子のよくないナポリだが、現在カリアリには6連勝中。

十中八九ナポリが勝つだろう。



・ ミラン―ボローニャ

CL権獲得を目指すミランと、残留を目指すボローニャの対決。

現在ミランは絶不調だが、ボローニャもアウェー戦では思うような結果を残せていないという状況。

引き分けが妥当なところか。


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【試合分析】 ユベントス―トリノ 【セリエA第35節】

CATEGORY試合分析

セリエA34節ではトリノダービーが行われた。


ユベントス トリノ戦スタメン
(source;グーグル「試合速報 スタメン」)

ユベントスは既に優勝を決めているが、ダービーマッチということもあり当然勝利を目指すだろう。
しかし怪我人が続出。それもありフォーメーションは4-4-2。



トリノ ユベントス戦スタメン
(source;同上)

一方のトリノ。4位フィニッシュも十分に射程圏内である彼らにとって、この1戦は絶対に負けられないものとなる。
ベストメンバーではないが、システムはこれまでとあまり変わらず。。



トリノの戦術

トリノの守備はマンツーマンで前からハメに行く普段の形を継続。だがプレスは控えめ。

ボールを奪ったら素早く縦に運び、相手DF陣裏に抜け出すベロッティへとボールを渡す形が基本。

ポゼッションする際には3バックと2ボランチの計5人でユベントスの2トップ+2ボランチに対し数的有利を維持する。

リトリート時は深めのライン設定。



ユベントスの戦術

ユベントスは普段のフォーメーションとは違う4-4-2だが、ポゼッション時はピアニッチがCB間に下りてビルドアップに貢献する。

トリノのマンツーマン・プレスを躱せた後はサイドにボールを流し、サイドハーフとサイドバックの連携でボールを運ぶ形が基本。

最後はクロスを放り込み、チャンスを作ろうとする。

注目のロナウドはケーンと一緒にクロスのターゲットとなり、サイドに流れることは少なく中央に居る事が前半は多かった(4-4-2ということも影響しているだろう)。



試合内容(前半)について

試合はトリノが優勢か。

カウンター時はベロッティの推進力を活かして縦に速く攻め、ポゼッション時は左で組み立てつつ、ベレンゲルが相手ボランチ脇でボールを受けてチャンスを作っていく。

そして17分、相手エリア内でピアニッチからボールを奪ったルキッチが冷静に流し込み、トリノが先制。


ユベントスはクロスを上げていくが、トリノとしてはむしろ好都合。
中央が非常に堅いため、尽く跳ね返していく。

何度かロナウドの閃きからチャンスを作ったが、決定機と呼べるものは少なかった。



試合内容(後半)について

ユベントスは両サイドハーフが中央寄りにポジショニングを取ることで、サイドをサイドバックや2トップも使い出すことで流動性が生まれ、前半よりも惜しいチャンスを作ることが出来るようになった。

そしてサイドを抉ることが出来るようになったことでクロスの質も上がった。


トリノ側は疲労もあってか出足が遅くなり、押し込まれる時間が長くなる。
何とか前線でキープしたいところだが、ベロッティはキエッリーニに大苦戦(本人のコンディションもあまり良くない。疲労もあるだろう)。

84分、ユベントスのクロス連発が遂に実る。スピナッツォーラのクロスにロナウドが合わせて同点に追いつく。


試合は1-1で終了。



感想

今シーズン何度目か知れないロナウドの素晴らしいゴールにより、引き分けに持ち込んだユベントス。

例えどれだけ試合内容が悪くとも、こうしてロナウドや(この試合は欠場の)マンジュキッチが強引にゴールをねじ込み勝ち点をもぎ取ってしまう。

これが今シーズンのユベントスがカンピオナートを独走した1つの要因であり、逆に内容面の改善が一向に図られず、延いては待望のCLで予想外の早期敗退を引き起こした1つの原因でもあるのではないか。


一方のトリノは、DF陣がギリギリまで粘り強く対応したものの、最後には得点を許してしまった形に。
彼らにとってはエースのベロッティの不調が誤算だったか。

だがトリノダービーでの勝ち点1は決して小さくなく、夢のCL権獲得への挑戦はまだ続くだろう。


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セリエA第34節のプレビュー(1/2)

CATEGORYプレビュー

セリエA第34節のプレビューについて(※ユベントス対トリノのダービーマッチは本日既に行われたため省略)。


キエーボ―SPAL

今季ここまでわずか2勝のキエーボが、好調のSPALをホームに迎える一戦。

SPALはこの試合に勝利すれば残留が確定するという状況であり、おそらく順当に勝利を収めるだろう。



ウディネーゼ―インテル

インテルはウディネーゼ相手に直近8試合で7勝を収めており、非常に相性の良い相手と言える。

最近のチーム状況に鑑みてもインテルが勝つと思われる。

ウディネーゼとしては残留を果たすためにも勝ち点1は欲しいところだが…。



エンポリ―フィオレンティーナ

残留のためには何としても勝ちたいエンポリが、現在10戦勝利無しの絶不調フィオレンティーナをホームに迎え撃つ。

得点は奪えるが失点も多い両チームの一戦ゆえ、おそらく乱打戦になると思われる。


ラツィオ―アタランタ

今節最も盛り上がりそうな試合。
コッパ・イタリア決勝でも相まみえる両者の1戦は、今後のCL権争いに大きく影響すると思われる。

ラツィオは怪我人を多数抱えている一方、アタランタはイリチッチが復帰する予定。

直近の試合内容から言っても有利なのはアタランタか。


残りの試合についてはまた明日にでも。

それではこの辺で。

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このサイトについて

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はじめまして。貘と申します。

このサイトではセリエAの試合のプレビュー及びその振り返りをメインとしつつ、1節につき1、2試合は戦術的分析を行っていく予定です。
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それでは、これからよろしくお願いいたします。


※運営方針などについては順次変更する場合があり、その際にはこの記事にて告知します。ですのでお手数ではございますが、定期的に当記事を閲覧してくださるようお願いいたします。

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